彼女との出会いは、沖縄での旅。エネルギーヒーリングを受けた私は、速攻で意識が落ちるという不思議な体験をしました。終わった後、「本当にやってくれたのかな？」と思うほど自然で心地よく、何よりその後に美奈子さんからいただいたメッセージが心に残っています。

美奈子さんは、「心と体のうんこを出す」ことを提唱し、「うんコーディネーター」という肩書きで活動されています。元々は自身の病気をきっかけに、「食べること」の大切さを伝えていたそうですが、「出すこと」さらに「心のうんこ＝言いたいことが言えない、やりたいことができない」ことの影響に気づいたといいます。

ある日、美奈子さんは子宮の病気を告げられました。お医者さんから提示されたのは、手術・抗がん剤・ホルモン剤・放射線というフルコース。しかし彼女が選んだのはまさかの「治療一切なし、笑って直す」という道。

「笑うとナチュラルキラー細胞が活性化するって聞いたので、私は資料も治療もせず、笑ってガンを治そうと思います」

この発言に、お医者さんも「は？」という反応。しかし、検査だけは毎月受けるという条件で見守ってもらうことになりました。

毎月検査を続けていたある日、お医者さんがぽつりと「…あれ？」と一言。なんと、ガンが消えていたのです。

「医療も薬も使っていない。ただ、笑っていただけ。私にとっては、それが一番の治療法でした」

もちろん、これがすべての人に当てはまるとは限りません。しかし、心のあり方や自分の状態をどう捉えるかによって、回復の道が大きく変わる可能性があるということを、美奈子さんは身をもって教えてくれました。

「楽しいから笑うのではなく、笑っていたら楽しくなる」 この逆転の発想が、彼女の元気の源です。

「深刻な状況でも、まずは笑ってみる。それだけで、少しずつ変わっていくんです」

「0か100」ではなく、「1から99を自由に行き来できる」ことが本当の“中央”だと語る美奈子さん。一つの考えに固執せず、「これもありかも」と受け止めてみる。その柔軟さが、自分自身を楽にしてくれるといいます。

思春期の息子さんがピザを大量に注文していたという話からも、食事へのスタンスが垣間見えました。

「体にいいものをイライラしながら食べるより、ジャンクでも楽しく笑って食べた方が、結果的に健康なんじゃないかって思うんです」

イベントの裏方で極寒の中、プラカードを持って立っていた時も「これはネタだ」と笑いながら過ごした美奈子さん。その姿を見た知らない人がハグをしてくれたそうです。

「自分がどう捉えるか次第で、どんな状況も楽しくなる。それが私のメソッドです」

病気、家族、社会の中で起きるさまざまな出来事を、どう受け止めるか。そして、笑って、ゆるく、でも芯を持って生きるという在り方が、人生を大きく変えていく——。 美奈子さんの話からは、そんなメッセージがあふれていました。 ぜひ、動画で彼女の声と笑顔にも触れてみてください。