古代の巻物の文字を見て、ぞわっとした。山元加津子さんが旅先で気づいた「昔の人が知っていた大切なこと」

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コバシャールくんの宇宙人通信
古代の巻物の文字を見て、ぞわっとした。山元加津子さんが旅先で気づいた「昔の人が知っていた大切なこと」

「死海文書の実物を見たとき、ぞわぞわしたんです」


元特別支援学校教員で作家・映画監督の山元加津子さん(かっこちゃん)は、イスラエルの旅をそう振り返ってくれました。


本物の古代の巻物を前にして、感動とは少し違うところで心が動いたというのです。何がそんなに引っかかったのか。きっかけは、予定になかった洞窟への寄り道と、そこで目にした一つの「文字」でした。

イスラエルで出会った、死海文書と「揺れ」

今回の旅で、かっこちゃんが特に印象に残ったのが死海文書との出会いだそうです。


最初のスケジュールには、死海文書が見つかったクムランの洞窟は入っていませんでした。ところが、旅の途中でかっこちゃんが何気なく「洞窟は近いんですか」と聞くと、同行の方が「寄ってみましょうか」と言ってくれたそうです。


ちょうど博物館の開館60周年の年で、記念に本物の死海文書が展示されていて、思いがけず実物を見ることができたといいます。同行していたクリスチャンの方は大喜びだったそうですが、かっこちゃんは別のところで心が動いたそうです。


・小さな四角い文字が、とても丁寧に書かれていたこと

・その字が、特別支援学校で出会った自閉スペクトラム症のお子さんたちの書く字とよく似ていたこと


かっこちゃんの見立てでは、当時の書き手たちは体を揺らしながら筆を執っていたのではないか、と思ったといいます。


後で調べると、律法の書を読み書きするときは揺れながら行う習わしがあるという記述も見つかったそうです。

また、イスラエルでは、集中して勉強したいときや物事を覚えたいときに、体を揺らす方法が伝えられているそうです。嘆きの壁の前で体を揺らして祈る人たちの姿も、その延長にあるのかもしれません。


かっこちゃんのお考えでは、揺れることは落ち着くことにつながり、祈りや何かとつながりたいという気持ちとも結びついているのではないか、ということでした。


かっこちゃんご自身の体験も印象的でした。以前、特別支援の現場で「揺れているお子さんは止めさせるように」と教わったそうです。そのとき「一緒に揺れるのが楽しいのに、止めるのか」と、悲しい気持ちになったといいます。

ペルーで見つけた、タペストリーの手

ペルーでは、リマの天野博物館を訪ねたそうです。20年前に撮影した映画『1/4の奇跡』にも登場するタペストリーが、そこにあります。


中央に6本指の人が織り込まれ、周りを5本指の人たちが囲んでいるという図柄です。かっこちゃんが今回気づいたのは、手の描かれ方に違いがあることでした。


・爪が見える手と、爪が見えない手がある

・手のひらを向けた形の手と、そうでない手がある


かっこちゃんは、爪の見える手は「あげる手」、見えない手は「もらう手」ではないかと感じたそうです。


中央の6本指の人はみんなに何かをあげている存在で、周りの人たちはその人を守り、敬っているようにも見えた、とのことでした。


ペルーでは、人と違う姿で生まれることは「大切なお役目がある印」と受け止められていたと言われているそうです。

日本にも残る、大切にされてきた記憶

かっこちゃんは、日本にも似た例があると教えてくれました。


仙台四郎さんは、障害があったとされる方です。ニコニコ笑っているとお店が繁盛すると言われ、今もその絵が商売の縁起物として親しまれています


青森の三内丸山遺跡では、障害のある人が集落の中に丁寧に葬られていたと言われています。かっこちゃんは、大切な存在として近くで守られていたのではないかと考えているそうです


邪魔なお荷物と思われていたら、そんな弔い方はしないはずだ、というのがかっこちゃんの見方です。少なくとも愛されていたのだろう、とおっしゃっていました。


僕たちは今、合理的な考え方に慣れすぎて、こうした大事なことから目をそらしているのかもしれません。昔の人は、みんなが自然につながっていたからこそ、本質を知っていたのかもしれないですね。

「心の目と耳」を澄ませるために

では、僕たちはどうすれば思い出せるのでしょうか。かっこちゃんの答えは、「心の目と耳を澄ますこと」でした。


今回の旅には、てんかんの発作を持つ女の子や、目の見えない方、弱視の方も参加されていたそうです。すると、グループ全体が自然と優しくなっていったといいます。


・その女の子が笑ったり踊ったりすると、みんなが嬉しくなる


・旅が進むほど、グループがどんどん優しくなっていく


・最後には「あなたがいてくれたおかげだね」と、みんなが感じるようになる


かっこちゃんは、一緒に過ごしているうちに本質的なことが分かってくる、と話していました。


まとめ

揺れる、歩く、祈る。人と違う姿や特性を持つ人を、大切な存在として守る。そして、そうした人と過ごすうちに周りが優しくなっていく。


かっこちゃんのお話には、昔の人たちが自然に知っていたことが重なって見えました。忘れてしまったように見えても、どこかで覚えているのかもしれませんね。


古代ユダヤ人が続けてきた脳を覚醒させる習慣 山元加津子(かっこちゃん)


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