地球で起きている3つの異変と、いま僕たちにできること

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コバシャールくんの宇宙人通信
地球で起きている3つの異変と、いま僕たちにできること

大雨、地震、ヒマラヤの氷河湖の決壊。ここ最近、気象や自然災害のニュースを見るたびに、「地球は一体どうなっているのだろう」と考え込んでしまいます。そして同時に、「僕たちはどんな心持ちで、何をすればいいのか」という疑問も湧いてきます。


先日、映画監督の白鳥哲監督をゲストにお迎えして、このテーマでじっくりお話を伺いました。監督は時代の少し先を行くメッセージを作品にされてきた方で、数年経つと「やっぱりそうだったんだ」と思わされることがよくあります。今回の内容も、ぜひ皆さんと共有したいと思い、記事にまとめました。


災害は人の「善悪」に応じて起こる、という視点

監督がまず紹介してくださったのが、弘法大師・空海の言葉です。災害は人間の善悪に応じて起こる、というものです。


監督のお考えでは、意識そのものがエネルギーを持っていて、エーテルを通じて自然界ともつながっています。人の意識が「分離」に傾くと、そのバランスの乱れが人から地球へと広がっていく、という見方です。だからこそ、自然界で起きる出来事は、僕たち自身の心を映し出す鏡でもあるとおっしゃっていました。


地球の問題を「自分とは関係のない出来事」として眺めるのではなく、自分の生き方と向き合うきっかけにする、という姿勢には、僕も大切なものを感じました。

監督が指摘する、地球の3つの事実

監督は、いま地球で起きていることとして、3つの点を挙げられました。


・生物の多様性が失われている


監督によると、地球上の生物種は3000万種近くいるとされ、そのうち年間3万種以上が絶滅しているそうです。監督がモデル地づくりをされている地域でも、50年前には普通にいたホタルやカエルが姿を消しているといいます。カエルが減れば蛇が、虫が減れば鳥が、鳥が減れば森の種まきが、と連鎖していきます。クマが人里に出てくるのも、餌を失った自然界からの「最終警告」ではないか、というお話でした。


・海流や大気の流れが変わってきている


南極の棚氷が大規模に失われ、真水が流れ込むことで海流が弱まっている、と監督は指摘されていました。サンゴの減少や、昔の航海図の風の流れが2010年頃から当てはまらなくなったことにも触れ、地球が自分の体を直す力を失い始めているのではないか、というお考えです。ヒマラヤの氷河が溶けて湖ができ、それが決壊する現象も、その延長にあると話されていました。


・森が急速に失われている
監督によると、森は1年に九州と四国を合わせたほどの面積が消えているそうです。熱帯雨林を伐採して牧場をつくり、安価な牛肉を生産するといった経済活動も背景にあります。森には蒸散作用で熱を下げる働きがありますから、森が減れば熱がこもりやすくなります。



監督が繰り返し強調されていたのは、これらが別々の問題ではなく、人の体と同じように「循環」でつながっているということです。


肝臓が悪いから取ってしまえばいい、という話にならないのと同じで、暑いから冷やす、雨が降らないから降らせる、といった対症療法では根本的な解決にならない、とおっしゃっていました。


ちなみに、人工的に雨を降らせる技術は、中東などで実際に使われています。監督は、こうした技術を利益のために使うことへの懸念も語られていました。

事実から目をそらさず、自分と向き合う

お話の中で印象的だったのは、耳や目をふさがず、まず事実と向き合うことが大切だという点です。


監督のお考えでは、自然界を通じて見せられている現実は、自分自身の心を浄化するチャンスでもあります。そのうえで、行動し続けることが大事だとおっしゃっていました。善をなす生き方は自由度を増していく、というのが監督のメッセージです。


不安になるニュースが多い時代ですが、無力感に沈むのではなく、「ではどうするか」に気持ちを向けていく。これは、僕自身も心がけたい姿勢だと感じました。

今日から始められる具体的な行動

監督が実際に取り組まれている、あるいは提案されている行動は次の通りです。


・微生物の力を活用する


監督は、生態系の底辺にいるのは微生物だと考えています。発酵を得意とする有用な微生物を培養し、生活排水や川、海、山、大地に散布していく活動を、全国6か所で数年続けているそうです。自分で資材を購入して増やし、自分で流す、という実践がすばらしいと僕は感じています。


・その土地本来の木を植える
監督が勧めるのは、その土地に自然に育つはずの「潜在自然植生」の木を植えることです。日本ならタブノキなどが例に挙がっていました。


・混植・密植で小さな森をつくる
監督が重要だと話されていたのは、その土地本来の木を、種類を混ぜて(混植)、間隔を詰めて(密植)植えることです。自然の森は、荒れ地に生えるパイオニア的な木から始まり、長い年月をかけて少しずつ多様な木々が育っていきます。その過程には300年以上かかるとされますが、その土地本来の木を混植・密植することで、森の再生を早められるというお考えです。監督によると、ロンドンの公園でテニスコート1枚分ほどの「タイニーフォレスト」をつくったところ、3年ほどで動植物が4倍に増え、水もたくわえられるようになったそうです。コロンビアのある都市では、空気の流れに沿って木を植えた結果、気温が下がった例もあると話されていました。


・日本の山の現状を知る
杉やヒノキは、本来は崖や荒れ地で育つ木だそうです。50年前の拡大造林政策で大量に植えられ、管理されなくなったことが、山の荒れや崖崩れの一因になっているというお話でした。



どれも、特別な資格や大きな資金がなくても、少しずつ関われるものばかりです。

まとめ

監督は最後に、いまは瀬戸際ではあるものの、まだ間に合うとおっしゃっていました。人間は、お金を優先して多くのものを失ってきました。けれども、その同じ人間の知恵と行動で、自然を蘇らせることもできるはずです。

皆さんは、どんな一歩から始めたいですか。

【他人事ではない】異常気象の裏にある人類へのメッセージ 白鳥監督


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