先日、静岡県にあるEM研究所を訪ねてきました。ここは、EMの基本となる「EM1」や「EMW」を製造しているメーカーさん。
そして、今回お話を伺ったのは、日本で長年EMの講習会を続けてこられた山岡さんです。 EMについて「いちばん基本のところ」から丁寧に教えていただきました。
- 「EMって聞いたことはあるけど、よく分からない」
- 「種類がいろいろあって、何から始めたらいいの?」
- 「菌で掃除って…怪しくない?」
そんな疑問にお応えいただきました。
私のEMの始まりは「匂い」でした
私がEMを使い始めたのは、子どもたちの布おむつがきっかけです。 洗濯前にバケツに溜めていくと、どうしても匂いが残ってしまって…。
そんなとき友人が「EMWをキャップ1杯入れてみて」と教えてくれたんです。 半信半疑で入れてみたら、本当に匂いが消えた。 あの瞬間の驚きは、今でも忘れられません。
EMってそもそも何?
EMとは「Effective Microorganisms(有用微生物群)」の略。 「EM菌」という特別な菌がいるわけではなく、乳酸菌・酵母菌・光合成細菌など、いくつもの微生物が生きたまま入っているのが特徴です。
私たちは、目に見えない微生物の海の中で暮らしています。 身体の中にも、空間にも、机の上にも。 「微生物がいない場所はない」と山岡さんはいいます。
善玉菌・悪玉菌は「人間の都合」?
「善玉菌・悪玉菌」についても、面白いお話がありました。
人間にとって都合のよい菌を「善玉菌」、都合が悪い菌を「悪玉菌」と私たちは呼ぶけれど、地球全体から見ればどちらも大切。
分解して土に返す役目をしてくれる菌がいなくなったら、世界は「分解されないもの」で溢れてしまう。 私たちの「好き嫌い」で名前をつけているだけなんだな、と腑に落ちました。
初心者さんは、何から始めたらいい?
山岡さんのおすすめはとてもシンプルでした。
- ガーデニングや家庭菜園なら「EM1」や「EMガーデン」(50倍に薄めて)
- お掃除や匂いケアなら「EMW」(1,000倍に薄めて)
基本は「薄めて、撒くだけ」。 水やりのタイミングで植物にかけてもいいし、排水口やトイレは夜寝る前に流すのが効果的です。
お掃除の場合、匂いの強さで、濃度を変え、10倍、時には原液を少し…と調整していくのが良いと仰っていました。
EM1とEMWの違いは「菌」じゃなくて「ごはん」
EM1とEMWの違いなのですが、実は、中の菌の配合は同じで、 違うのは、菌のごはんなのだそう。
EM1は糖蜜、EMWはみかんを発酵させて作られています。
EMWは家庭でより使いやすいように色や扱いやすさが工夫されています。 白い場所にスプレーするなら、色が付きにくいEMWが安心、というのも納得でした。
活性液が失敗したら…どうなるの?
EMは生きているから、ごはん(糖蜜など)を与えると増やすことができます。
ただ、培養に失敗することも当然あります。失敗したときは、匂いで分かるとのことでした。手につけて乾かしたとき、強い匂いが残るなら失敗です。
でも、その失敗した活性液も危険というわけではなく、浄化槽などに流せば「水をきれいにする応援部隊」として働いてくれます。
ですので、失敗したとしても、上手に活用して微生物の力を借りていきましょう。
微生物と一緒に暮らす、という選択
EMは「微生物と一緒に暮らそう」という提案でもあります。
- 強い薬でねじ伏せるのではなく、発酵の力で整えていく。
- 暮らしの中の小さな循環を、もう一度取り戻していく。
もし「気になるけど怪しいかも」と感じている方がいたら、 まずはお掃除や排水口、匂いが気になるところから。 小さな実感が、きっと次の一歩につながると思います。
EM life 宙・有限会社ソウ意匠
住所:岐阜県揖斐川町谷汲名礼1381−2
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