農業を軸にしたコミュニティで、有事に備える生き方とは

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コバシャールくんの宇宙人通信
農業を軸にしたコミュニティで、有事に備える生き方とは

肥料の原料であるリン酸は、実は100%輸入頼み。しかもその75%近くが中国からだといいます。尖閣問題をはじめ国際情勢が不安定ないま、「輸出を止める」と言われたら——そんなリスクを真剣に考え、外に頼らない農業とコミュニティづくりを実践している人がいます。自然農研究の坂本さんです。


CSAという農業スタイル

坂本さんが取り組んでいるのは、「CSA(コミュニティ・サポーテッド・アグリカルチャー)」と呼ばれるスタイル。欧米ではメジャーな取り組みで、地域のコミュニティが農家を支え、地域の食の安全を守るというものだといいます。


消費者が農家に「あなたの生活を支えます」と言い、農家は消費者に「あなたの命を預かります」と応える——そんな関係性で成り立つのがCSAの本質だと教えてくれました。


坂本さんはこれを4年前から日本で実践。東京から1時間以内という立地を活かし、1年間のサブスクリプション制でご家庭の野菜をすべて賄えるよう提案しています。農業体験をしたい人は畑に参加し、安全な野菜だけ欲しい人はただ取りに来る——そんな緩やかな形でコミュニティを運営しているといいます。

集まるのは2週間に1回

コミュニティメンバーは大きく3種類だといいます。安全なものを子どもに食べさせたい子育て世代のお母さん、しっかりしたものが食べたいご近所の年配の方、そして有事に備えて農家と繋がっておきたい東京の方——それぞれの目的で参加しているそうです。


集まり日は2週間に1回。それ以外はいつ来て野菜を取ってもいい、という自由度の高い運営スタイルです。集まりの場では農作業を一緒にしながら、参加者同士が繋がれるよう工夫しているといいます。

有事に備えた拠点づくり

コミュニティの拠点として、約1,000坪の敷地を持つ広い家を購入したと教えてくれました。井戸を掘り、これからニワトリも飼って卵も確保する予定。「有事の際にはここに来ればなんとかなる」という場所として機能させることを目指しているそうです。


さらに今年は、井戸のポンプを太陽光で動かせるようオフグリッド化する予定。コミュニティ内でそのワークショップも行い、みんなで知識を共有しながら備えを進めているといいます。

外に頼らない農業こそ、本当の食料安全

坂本さんが特に力を込めて話してくれたのが、海外の資材に頼らないことの重要性です。窒素は約95〜96%、リン酸にいたっては100%が輸入。そのリン酸の75%近くは中国産だといいます。


自然栽培であれば、肥料も農薬も使わず、雑草など身近なものを活用して野菜を育てられる。「食料安全とは、食料があることではなく、有事でも食料が作れて食べられることまで含む」と坂本さんは話してくれました。

まとめ

坂本さんが実践するCSAは、農家と消費者が対等に支え合い、緩やかに繋がるコミュニティです。安全な野菜、有事への備え、そして人と人との繋がり——そのすべてを農業を軸に実現しようとしています。


「お金がある人は、人との繋がりに投資した方がいい」という言葉が、このコミュニティの本質を表しているように感じます。


外に頼らず、地域の中で完結する暮らしのあり方を、坂本さんは着実に形にしていました。


お金が紙切れになる日も近い? 食糧危機への備え 自然農研究 坂本一信


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住所:岐阜県揖斐川町谷汲名礼1381−2

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