目の前の人が喜ぶと、私も嬉しい ― かっこちゃんが教えてくれた人間の本質

query_builder 2026/06/29
コバシャールくんの宇宙人通信
目の前の人が喜ぶと、私も嬉しい ― かっこちゃんが教えてくれた人間の本質

今回は、かっこちゃん(山元加津子さん)にお話を伺いました。


なぜ私たちは、生まれたばかりの頃のことを覚えていないのか?


そんな何気ない問いかけから始まった今回の対話は、記憶のしくみから、人と人が支え合う心の話まで、思いがけず広がっていきました。

記憶には脳幹と大脳という二つの仕組みがある

かっこちゃんは、記憶には脳幹を使う記憶と、大脳を使う記憶の二種類があると教えてくれました。


スキーやピアノ、自転車のように体で覚えたことは、なかなか忘れないものですよね。これは脳幹を使った記憶なのだそうです。


一方で、何月何日に何をしたという出来事や、勉強の内容などは大脳を使う記憶で、こちらはどうしても忘れてしまうことがあるといいます。


1歳から3歳頃まではほとんど脳幹が活発に働き、3歳から6歳にかけて大脳も働き始め、6歳を過ぎる頃には大脳の方が優位になっていくのだそうです。

自閉症の子どもたちは脳幹がずっと活発

自閉症の子どもは大人になっても脳幹が活発なままだといいます。


せいちゃんという男の子は、生まれて7日目に着せられたピンク色の産着のことを覚えていて、その記憶を思い出すたびに泣いてしまうという出来事を紹介してくれました。母親自身は覚えていなかったものの、当時の写真を見ると、せいちゃんの記憶は正確だったといいます。


また、何語を聞いても意味が分かる男の子の話もあり、ありがとうという言葉を聞くと、言語が違っても同じ色や形が見えるのだそうです。


香りが脳幹を活発にする

ほうじ茶の香りには、脳幹を活発にする働きがあるそうです。NHKの実験で、デパートにいろいろな飲み物を並べてみたところ、ほうじ茶の香りに一番多くの人が集まったという結果が出たのだとか。


気持ちの変化には、ホルモンなど目に見えない物質の働きも関わっているのかもしれませんね。

目の前の人の喜びを自分の喜びとする心

人は本来、目の前の人が喜ぶと自分も嬉しくなるようにできていると、かっこちゃんは話します。


一方で大脳が働くと、自分の得を優先したい気持ちも生まれ、利他の心と利己の心のどちらが続くかで、人との関わりも変わってくるといいます。


かっこちゃんが活動するモナの森に、多くの方が手弁当で雪かきなどを手伝いに来てくれるのも、その心が誰の中にもあるからだと教えてくれました。

欠けていることも個性なのか

一人ひとりを一つの細胞として考えると、欠けている部分があっても、それは誰かのための欠けでもあるとかっこちゃんは話します。


ただ、障害を個性だと言い切れるかどうかについては、簡単には言えない場面もあると正直な思いも語ってくれました。


それでも、互いの事情を受け止め合えることの大切さを伝えてくれました。


まとめ

記憶のしくみから言葉の力、香りの効果、そして人と人が支え合う心まで、かっこちゃんのお話には、私たちの中にもともとある優しさのしくみが、たくさん詰まっていました。


目の前にいる人の喜びや悲しみに、少し心を寄せてみたくなる、そんな時間になりました。


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